ブラックバス釣り〜春編

ブラックバス釣り〜春編

ブラックバス釣りをするうえで、最も釣りやすい反面、ブラックバスの生態を読み誤ると全く釣果がないというリスクもはらんでいるのが春と言われています。なぜそういうことになるかというと、ブラックバスが産卵(スポーニング)をするためです。

冬、水温変化の少ない深場で過ごしたブラックバスは、温かくなるにつれて浅場に行動拠点を移してきます。そこでネストと呼ばれる巣を作り、産卵行動を起こします。

一般に、ブラックバスはシャローと呼ばれる浅場で産卵(スポーニング)します。

産卵の前は、ブラックバスはまだまだ冬の動きをひきずった状態であり、ルアーを早く動かしたりしてもその動きについてきてはくれません。ゆっくりとルアーを動かし、ブラックバスが食いつくタイミングを与えてあげるように釣ることが重要です。

産卵直前になると行動も素早いものになってきますので、巻き物系が釣果に直結しやすいようで、ブラックバス釣りをするにはこの時期が簡単です。逆に、産卵行動中は意識的(?)に行動しなくなります。この時期から産卵後の一定期間(体力回復期)は、ルアーにもほとんど反応を示しませんので、ブラックバス釣りには不向きといわれています。

ただし、産卵後の浅場は、ネストを守っているオスのブラックバスを釣り易いという側面もあります。ブラックバスはオスが卵や稚魚を守ります。そこを攻めれば、ルアーをエサではなく外的と認識して襲ってきますので、釣り易いといえます。が、卵を守る親のブラックバスを釣り上げるのも事実。
こういうブラックバスの釣り方に抵抗がある人はやめた方が良いでしょう。